本日は運動会シーズンということで、秋晴れも心地よかったのですが、午前のこどもたちの多数が午後に移動という午後はにぎやかアトリエでした!
雨が降るかもしれないということで、ブルーシートを屋根にしてどんなふうになっても準備万端に♪
ということで今日は季節も良くなったから外に出て木工遊びをやろう♪
まずは土台の木を選び・・・
続いて柱にする木を選びます。それも選べると大きなくぎで打ち付けよう!
それができたらひっくり返して・・・
さてここからは自由です♪ベニヤ板、木片、角棒などを使って自分で工夫しいろいろと作ってみよう♪
そして今日の接着接合は「くぎ」のみ!ホットボンドはつかわないよ!
ベニア板は加工しやすいのこぎりを使ってみたり・・・
切り落としはハイスピードのいつものゼットソーで♪
切った木材を平らに整えるのには棒やすり!
なんだか円柱に沿わせて階段なるものが!?すごいね!
芯材の角柱に長い板!どうなるの?
ベニヤ板に何やら可愛い木の丸をうちつけるのかな?
角材に薄い木材を打ち付けてビヨンビヨンとなる面白いものが!!
おお!神社仏閣か!?なかなかの構造物!!
細かいパーツは遊園地の部品!さてどうなる??
おお!真剣な表情は構想を練っているいるな!!!
広い広い屋根はお友達とつながる家になる予定!くるくる回して収納できる仕様!
姉弟そろっておんなじポーズ(笑)可愛いですね!
地面を広げるために底から合体!!
硬い基盤の板にくぎが刺さりにくい時はもりもと先生にドリルで穴を!!
すごく計画的なパーツづくりに驚き!!
細かく梯子も作ってみたよ!
何度も工夫しながら夢の階段!
切った木材を寸法の定規にして採寸し、切る姿も♪職人だ!
新品ののこぎりは切れ味最高!
のこぎりの重さも打ち付けやすさにつながっていることも理解しながら♪ さすが!
とまあ一部ですが、本当にみんな一生懸命に作っていました。
仕上げに!途中に!と、ポスカも使って色塗りしたい子は着色も楽しみましたよ!
では完成を見せに来てくれたのでパチリ♪
ということで無事終了♪
さて今回のアトリエ。
木工遊びを常日頃からしているといえども、みんなのヘルプは必須で(笑)ドタバタしながら完成をきちんと撮れずにお迎えの時間に!!
でも本当にいい意味で素直な等身大の可愛い木工遊びの足跡たちが出来上がりました。
アトリエ若では木工遊びは常の自由遊びにしていますが、最近暑かったせいもあるのかみんなあまり外に出ることをしませんでした。
季節の良い今の時期に外でできるこうした工作遊びをしてほしいと思い、年間に組み込んで計画していました。
今回の遊びの方法としては、いろいろな体験をできるよう基本の芯材に作ったものをくっつけるといったプランにしましたが、その基本の芯材があまりにも造形的にしっかりしていたためか、それだけで満足する様子も(笑)まあ、これもこどもらしい!
木工遊びの良さは、
道具を使えばこどもたちの力で工夫できる木材素材を使うこと。
その道具も重さや鋭さなど緊張感のある道具であり、こどもたちにとってそれも面白さであること。
だから、これら木工遊びは幼児期・児童期の間は、体験遊びでOKであり、作品作りでなくてよいのです。
しかし、
中には計画的な構想をし、採寸したり、思う形に組みたててみたり、
自分で道具を意図的に使ってみたり・・・と、
体験の域を超え、自分の脳で描くことを形にしていく面白さに気づく子もいます。
でも、そこに行きつくためには、やっぱりこのはじめに話した機能体験が下地にあることが大切で、それらの時間を大事に見守ってあげることが必要です。
家具でも、小物でも今や安く手に入るし、作ることの方が高くつきます。
だからもう自分で作るといった環境は今のこどもたちには必要ない世の中になるかもしれません。
でも、こうした原点の遊びは、
やっぱり自分で作ったんだという達成感につながるし、体全体と、頭を使いながら、
手元に出来上がる物体の重みをイコール手にした喜びとして経験をしてほしいと思っています。
道具の使い方の加減やコツは言葉で説明できるものではありません。
自分にしかわからない感覚をつかむことが大切で、
それはこうした木工遊びだけに限らず、
「誰かと共通の理解ができる想像力」を身に付けます。
言葉にならないそうしたことは、体験をしているかどうかがカギを握るのです。
ちょっとカッコつけたかな(笑)?
ということで次回も楽しみに待ってます♪