どんなに寒いかと覚悟しておりましたが、今日はポカポカ天気でしたね!その上、風がない…ない…ない…という凧あげにはピンチ!?の天気!!!!
でもでも、飛ばしてみないとわかりません!風が急に吹いてくれるかも…♪さあ!挑戦してみましょう!!
午前チームも午後チームも、みんな凧あげはしたことある子が多かったけれど、自分で作ってすぐ遊びにいくことを想像し「早くしようよ~!」と意気込み十分☆
いろいろな形があっても本当はいいのですが、やっぱり何といってもみんなにとって飛ぶことが一番!!!
そこで全員型紙からおこしました◎
凧の本体のこのビニール。真っ黒で重そうに見えますが、空に飛んだときみんなが自分の目で確認しやすいようにと、ポスカの発色も考慮し選びました。
はさみでツルツルツルと切るのも慎重に♪
では竹ひごを配ります。「これはみんなの身長くらいある長い竹ひごだからお友達の顔や体に当たらないように注意してね!」と少々オーバーにひごの長さを伝えると…♪
「わかせんせい!ぼくのほうがしんちょうたかかったよ!」と実際に測ったようで見せて教えてくれました◎
人が発する言葉のひとつひとつに興味を持ち、意味を知りたがり、それを楽しむ姿はとてもかわいいですね♪
ペンチを使って半分にカットします。
半分に切れたらいつしか太鼓のバチみたいにタンタンリズム隊が始まっていました。
ではテープで貼っていきます!
このテープ貼りも「先生!できた!」のオンパレードで、確認に回りました◎♪
ではそれができたら自分の凧とわかるように絵を描いておこう!
いい感じ♪すると、午後チームは一部「ドラえもん」大集合みたいに響きあっていました(笑)!!!
さあ!上げに行こう!!!!
まずは午前チーム☆
途中、改良したり♪上がっているみんなの凧を眺めてみたり♪
草の上に寝転がってみたり♪
不思議とTちゃんとSちゃんのは何度も絡まることに♪
KskくんとKくんのは絡まったまま飛ばしてみたり♪
何だかスピード感が溢れていますね◎さすが!!
実はここでテンションを上げ、前回の鳥の羽をつけて凧あげを…と目論んでいたのですが…
つけてくれたのはこの3人☆★☆
かわいいですね♪
そのほかの子達は、もじもじした「え~…いや~。。。」という恥ずかしさではなく
「絶対いややけんね!!!」と強烈な訴えのもと…成長の現われということで、訴えを飲みました(苦笑)。
続いて午後チーム☆
やっぱり休憩は草の上に寝転がっていました◎
気持ちいいよね~♪
いい感じ♪
ここでちょっと、午後チームも前回の羽の装着の件ですが…
午前チームの反応で私も勉強し、午後チームはみんなが来て早々にアプローチ☆
「ではではこの前作った羽をみんなつけてくださ~い!」と♪♪すると難なく次々に装着!!
その様子がこちら↓↓↓
ノリノリすぎて笑ってしまいました◎
ちなみにKちゃんは着けたまま凧も作っていました◎すてき☆↓↓
そんな一日でした◎さあ!みんなでアトリエに帰ろう♪今日もいっぱい遊んだね◎
アトリエも7年が終わろうとしていますが今までの間にもう活動していてもおかしくない内容の今回の「凧あげ」。
…ですが、少しスタンダードすぎる気がしてあえて見ないふりをして過ごしていました。しかし改めて見直して今年の内容に入れたのには理由があります。
それは、昨年の羽子板を作って遊んだこどもたちの様子が私の中で想像以上に「感じるもの」があったためです。
こどもたちは、作ったもので遊ぶ、遊ぶために作る、そういったものが基本にあります。
あの羽子板のとき、広い屋外で体を使って遊びを楽しむこどもたちの姿に、私の中に勝手に描いていた「羽子板で羽をつく」というただ単純な遊びを見くびっていた自分に気づいたのです。
空に吸い込まれるように羽が消えていく様子を何度も目で追うことを喜んだり、目標を設定して何度もラリーを挑戦してみたり、どこまでも果てしなく打ってみたり、まだまだたくさんあったのですが、こどもたちにとったら遊び方がこんなにも広がるんだと思ったのが正直な気持ちでした。
今回の凧あげも含め、昔の遊びは遊びが単純だからこそ「自分たちで考え、発展させること」がこどもたち自身でできます。
昔の遊びの大切さは、文化、伝統、継承といったことだけではなく、私は「創意工夫ができる遊びの原点」であるからこそ大事にすべきなんだと思います。
だから活動内容に入れました。
そして、市販で売られている凧では、改良することもどこか「壊す」ような気がして遊びは発展しません。自分で作るからこそ、何度も挑戦し遊びが発展できるのです。
アトリエの部屋でもの作りをするこどもたちは、部屋の中だからといって決して小さくまとまることはなく、いつも元気いっぱいです。
でも出来上がったものを手にし、アトリエのあの門から飛び出していくみんなは闘牛のような勢いなんです(笑)必ず走って出て行きます。
部屋から開放されたかのようにうれしそうな顔をして遊んだり、広い広い芝生を敷布団にして転がっていたり…
走りながら笑っているこどもたっちって本当に最高に素敵なんです。自然と一体化しています。
みんなの小さな手に握り締めた糸は風との糸電話です。空を眺めて対話しながら遊んだその感触を少しでも心にそして手に残るものとして…♪