本日のアトリエ、とっても春らしいいい天気でした!
そんな年度最後のアトリエは、毎度の恒例☆彡自由製作!2時間自分がしたい遊びや創作をしてOKの日!
自宅から材料を持ってくる子もいたりしてみんなわくわくしています♪
その前に♪こちらも恒例行事の軌跡展の作品返却!
到着してすぐに渡しますので、まるでマックのドライブスルー状態(笑)
いつもありがとうございます!!
ということで早速スタート☆
とにかくみんな楽しそうで、あれもしよう!これもしよう!と、あちこち移動しながら大忙し!
いつも思うのですが、自由製作は今以上に童心にかえるかの如く遊んでいるように思います。
常のテーマ遊びをするときとはまた違ったとってもこどもらしく、生々しい(笑)。
けれどどこかテーマ遊びの時とは違ったキラキラしている感じがします。
素材がそうとかいうのではなく、愛着っていうのかな?
例えばこれは、ガンダムの頭や腕が破壊されたシーンの一瞬を!戦いではありますがこの勇敢な佇まいにキラキラ感が!
これは、ストローを使ってアトリエの看板を作ってくれているのですが、その思想がすでにキラキラ☆彡
白と黒の使い方の規律と半立体(文字部分)から超立体(鉄棒みたいなところ)へ!!
この後、立ち上がり箇所はブランコになるという造形!
これは、芯材も何も使わずに竹パーツの一部分のみを接着してS曲線をフォルムにした龍!躍動感がキラキラ☆彡して
この上ない仕上がりです!
これは、アクリル板をキューブ状にし、マーブル色の紙粘土の中にあるのは「ドラゴンボール」☆
大事そうに集まったその願いはどんなことを叶えてくれるのかな??そんな後にも響くキラキラ感が☆彡
これは、弟と自分用のバッグ!確かにキラキラの紐だけど、いっつも弟のことを考えるこの顔と(笑)その想いがキラキラ☆彡
これは、かどや先生にとおむすびのお供え。ほかのみんなも今日は最後だからと手作りのものやお手紙、お菓子をお家からかどや先生にも持ってきてくれていました。
こちらのメンバーこの手作りおむすびを供えて・・・
手を合わせ・・・
お辞儀・・・何とも美しい。所作や想いがキラキラです涙☆☆☆彡
ということで、時間が少しあったのでいつもの原っぱで午前も午後も遊んでいました!
まあとにかく元気!!さあて時間も来たのでとうとうお迎えかな!
ということで、今年度最後のアトリエは15年で最後のアトリエにもなりました。
この看板もこんなに色あせてしまったけれど、かどや先生と私のお手製でした。
こどもたちはこの看板の下に「カナヘビ」がいる!!!といっつもめくっては探していたカナヘビの避暑地・秘密基地(笑)でしたがお世話になりました。
このアトリエも、初めは3人からのスタートで、その子たちはもう社会人です。
初期メンバーから現メンバーまで、ずっと続く卒業生とのこのご縁は、
こどもたちが楽しい場所だったと思ってくれたからでもありますが、
そんなこどもたちを変わらず支え続けてくれた保護者の方のおかげでもあります。
今回、たくさんの保護者の方に「わか先生には子育てのサポートをしてもらった」と言ってもらいました。
その言葉はすごくうれしかったし、こどもたちを想ってやってきたことが保護者の方たちにも実感としてもらえてたんだなあと思い、私にとっては最高のプレゼントでした。
この15年は私もすごく楽しかったし、すごく勉強できたし、すごくたくさんの方に協力してもらえた月日だったけれど、
長く通ってくれるこどもたちに、同じ内容の遊びは出来ないし、
成長していくこどもたちに合わせて、興味関心を拾わないといけないし、
変わりゆく時代の中で大切にしてもらいたいと、原点にも帰らないといけないし、
何より楽しいと思ってもらわないといけない、、、
ただ楽しませてあげることだけじゃなく、いろんなことを考えながら計画を立ててきた15年でもありました。
あっという間のこどもたちの成長をアシストする立場でありながら、
この私は御存じの通り一生懸命に無我夢中な性格でして(笑)第2の母・父のごとく傍にいましたので
成長の機微に触れるたび、保護者の皆さんに伝えたい!理解してもらいたい!と、このブログも更新してきました。
最後かと思うと、何を書けばいいのかと迷いながら現在に至りますが、
私が今回15年してきて思ったことは、
「私」が変わらなければこどもたちは変わらないということ。
決してこれは悪い意味ではなくて、いい意味での変わらないです。
流れがあるこの時代の変化も、
成長に合わせた教育的な方向も、
傍にいる大人がきちんとした意識を持ち、変わらず惑わされず、
見守っているだけで、また自らが次のステップに自分の力で踏み出せるんだと思います。
踏み出す地面がぐにゃぐにゃではどんなに意識があっても高くは飛べません。
こどもたちが大きくきれいに高く飛んでもらえるためには
私たちがしっかりとした地面を常に作っていきましょう。
それだけで本当はじゅうぶんだけれど、
そこに芝生を植えたり、咲く花を摘んだり、水たまりに顔を映したり、
落ちてる石ころに命を感じ、ポケットにしまったり・・・
そうして遊んだ子どもたちがアトリエ若のこどもたちです。
頑丈な地面だけがあればいい、そんな時間は必要か?
と言われれば、ある人にとっては無駄かもしれませんが、
ただ高く飛ぶだけじゃなく、
飛んだ瞬間に風を感じたり、どこからともなくいい香りがすることに気づいたり、
一緒に笑いながら飛ぶ人がいたり、飛べたところから下の景色に手を振ったり、
そんな方が私は豊かだと思っています。
笑っちゃって高く飛べなくとも、笑える自分であることの方が私は好きだし、
手を振ることが目的になって、上に飛ぶことを忘れても、
下で見ていてくれる人を知ることの方が私は大切だと思うし、
生きるって豊かである時間が人を強くするのだと思います。
私自身はありがたいことに、振り返ってみても、たくさんの人に支えられて今まで生きてきました。
人生の中盤でこのアトリエ若と出会い、こどもたちに出会い、大きくまた自分が成長できました。
今後もこの成長できた自分を大切にし、さらに磨きをかけ、みんなに会えることを楽しみにしています。
最後にちょっとまたこどもたちへの未来にも想いは強くなりましたが(笑)
どうかこのアトリエ若を忘れないでいてください♪
やっぱり
みんなのことが
大好きだ~~~~~~~~!!!!!!
アトリエ若 宮﨑和香