今日は暑い暑い一日でしたね!でも、とっても可愛いこどもたちの姿が見られた一日でもありました!
さて早速!!
本日はお盆が近いというわけではありませんが「カメラのご先祖様」と題しまして、手作りカメラを作りましたよ♪
いつも私たちが持つ一眼のカメラはみんなも見慣れているため、見た目の形状はよく知っています。
カメラの大事なところってどこ?と聞くと「レンズ~~~~!!」とよく知っています。
そのレンズの代わりにみんなが知ってるものを使いたいんだけど何がある??と言うと、
「ガラス~!」とか「鏡~!」とかいう声の中で「虫眼鏡~~~~!!!」と言う正解が♪
そして早速配ります!
嬉しくていい顔していましたが、まず虫眼鏡は何でできているかな??
「ガラス!!」と即答でしたが、お次はよく手で触らせることに。
そうすると、ガラスはガラスでもぷっくりしていることが分かったかな??
光を集めるために窓ガラスみたいにまっすぐじゃないんだよ!と伝え、眼鏡も同じ、レンズはみんなそうなっているんだとお話ししました。
そうして自分のをひとりひとつ手にして盛り上がるのは絶対ですが、よくあるあるの手を見たり、顔見たり、ゴミ探したり♪(笑) 相変わらず笑えます◎
そんな様子をしばらく見ていると…
誰かの声からか午前は「部屋の中の太陽」を自然に見つけました◎
午後の子たちには「この部屋の中に太陽があるんだけれどどこにある??」と質問!
すると天井を指さし「電気~~~~!!!」よく発見したね♪
机に映る太陽(蛍光灯)の光を虫眼鏡で集めて見てみよう♪
そして、こうして上の蛍光灯の形がピタッと見える形を自分で調整させます。
これがピントを合わせるということ。
みんな「ここ!!見えるよ!」と嬉しそう♪
それではレンズも十分に楽しんだのでお次はカメラの本体に♪
ドンドン配ります。そしてこの虫眼鏡をどこにセットするのか考えさせてて・・・
シャキ~~~ン!ここにセット!
セットしたらとにかく覗いて向こうを見ます。
そうするとなぜだか逆さに見える~~~~!!それもこどもたちには詳しく言いませんが体験体験♪
それではみんな同じカメラなので色塗りスタ~ト★
お揃いに塗ってみたり、お手伝いしてみたり、させられたり、工夫して塗ってみたり、みんなそれぞれです!
でも愛着があるようでよく自分のものを一目見てわかるようにしています♪
それではできたので、スクリーンを入れてまずは見てみよう!
箱スクリーンをまずは最初に入れます。
覗いてごらん??
みんなもう自分のカメラの中に夢中!
でもこれ実は…さかさまに映っているのです。詳しくは話さず、不思議なことを体験。
中には「こうして自分のカメラをのぞいてると、不思議な物語の世界に自分だけ入り込んでいるみたい♪」と感性のすばらしい答えを言う子も(感動!)
そして、午前は一度外にも出てみました!
見える!見える!と興奮してましたが、ここであることにこどもたちは気づいたのです!
「せんせ~い!ちょっと暗くしてよく見たいから蓋閉めていい??」と。
暗くしないとスクリーンが見えにくいということに!!!!(伏線になる!!!内心そう思いました◎)
そして工程の醍醐味もあるので、「手で閉めてみたら?」とかなんとか対応し((笑))部屋に入ってもらいました。
いろいろとありますが、まずは、一番の不思議である「さかさまになってるのをもとに戻す方法ってある??」と質問すると♪
「え!?鏡!?」と思いついた~~~~~!!
素晴らしい!!!!!本当みんなの脳はさえわたっています!!
では箱スクリーンを取り出し、準備しておいた鏡と板スクリーンにカメラの中身の構造を変えてみよう!
こうしてまずは中に鏡を入れ…上に板スクリーンをセットします。
だから見る視点はさっきの横からではなく、上にスクリーンを置くから上から見るという構造に。
こんなふうに映ります!(ピントはまだ合わせる前。)
そしてお次はみんなが言っていた暗くする方法に…
黒いビニールをかぶせます!
完成は往年の写真館スタイル!
可愛すぎでしょ(笑)!!!!
映画館の「カメラ泥棒」そのもです(笑)
では自分の映したい撮影場所に移動しよう!
場所を決めたらそこで撮影!!
と言うのも、
こうして写ったところを
輪郭をペンでなぞって
描いたものの色は脳に映した景色の色を思い出して塗り込みます♪
だから「フィルムはトレーシングペーパーで、自分の手と脳で描き映す写真」ということ。
ここを写したい
こう写る、描いていくということです♪
みんなこの暑い中頑張りました◎
そして今日はOBのRちゃんママからアイスの差し入れ~~~~~!!!
最高の一日です☆(ありがとうございました!!!!!)
それを帰ってまずはみんなで食べて、色を塗ったり遊んだりしました♪
一枚しかできませんでしたが、オリジナルのお手製写真です♪完成~~~~!
さて、本日のアトリエ。
ピンホールカメラって知っていますか? それをみんなの遊びにググっと視点を当てなおして、挑戦してみました。
原理は小学校高学年・中学校くらいで習うのかな?だから詳しく話すことはしませんが、
こどもたちがそんな学びに触れる前に遊びを通して何か不思議や面白さを体感してもらいたい、
そうした気持ちでの取り組みでした。
常々カメラにはとても興味を持っていますし、
そのカメラへの興味の源は、「自分が向けた対象が自分のカメラに写り込む」
ということでしょう♪ まさしくこれが楽しいのです。
今回のこのカメラでのこどもの感性としての取り組みは、「糸電話」と同じような気が私はしていて、きっと自分と自分が写す対象との箱(カメラ)を通じた心の交流ですよね♪
本来ならまだまだアトリエのこどもたちにはスクリーンに映ったものを見るだけでいいのですが、
「自分の手と心で写し取り、写真を作る」と言う遊びも、もう一つ感性につながることだと思ってこどもたちには挑戦してもらいました。
線が震えたり、そのままきれいに写し取れないことも歯痒そうにはしていましたが(笑)
写真が上手く描きとめられるということよりも、
この写し取る動作がみんなの次の感性の引き出しに入っていくことを私は期待しています。
とにかく今回は不思議ポイントをみんなで一緒に考え、みんなで一緒に答えを探し、みんなで一緒にやってみる、
そんな一日でした◎それがとっても楽しかったし、とってもかわいかったし、とっても感動しました。
私たちの知識に負けないよう、こどもたちが遊びの不思議を見つけ、
背伸びをして「わかった!!!」と言ってるようにみえたり、
ジャンプして「こうかも!!!」と答えてくれるようにみえたり、
肩をポンポンと叩いて「知ってるし!!!」と博士のように教えてくれたりと、
本当にそんな様子で、必死と夢中な姿がかわいくて、私はもう癒されっぱなしと感動しっぱなし。
「学校の理科は嫌いだけどワカちゃん先生が理科の先生ならいいのに」
と、はるな先生に嬉しい話をしてくれていたと聞きました◎
遊ぶって本当にいろんなことが学べます。そして楽しいのは、脳や体、全身を使っているからです。
その上、感動もできるのですよ♪
現在文明はこんなにも早く進んでいますが、今日の一日は江戸時代にさかのぼったこどもたちとの遊びでした♪
「写真がこんなに大変な作業なら、今を生きられていることに感謝しないと!」
と小学6年生のRちゃんは私に現代の文明の素晴らしさも考え直させてくれました(笑)
では次回も楽しみに待ってまーーーーーーーーーす♪